『 借金 』 と 成年後見

成年後見制度(法定後見)を利用される際に、

当のご本人さんが借金を抱えておられるようなケースがあります。

支援されておられるご家族や行政機関が、大変苦労をされるケースです。

 

ご本人さんの生活を確保していかないといけないにもかかわらず、

資産よりも負債(借金)が多い状態であるので、毎月の収支状況がきつい場合が多く、

将来の後見人等への報酬の支払予定の見通しもたてていくことも容易ではないからです。

 

また、成年後見人が選任されてから、負債(借金)の処理の方法はいろいろなやり方があります。

当の成年後見人自体が、手続きをとっていかれる場合。

成年後見人から、専門職に依頼をかける場合。

あえて負債の処理はせずに、現状の説明のお伝えをする形で、負債の処理を留保する場合。

等々等、

その状況状況、また、そこにかかわる後見人さんそれぞれによって、

いろいろな選択肢が出てきます。

 

その際に一番の目線は、

あくまでもご本人さん(被後見人)の権利を守る事。 が後見人の第一目的であるという所です。

上のいろいろな選択肢は、どれが正解で不正解という様なものではなく、

この第一目的を果たしていくための、方法。という理解をされれば、スッキリされるかと思います。

 

 

また、この際に、思わぬ形で生活費や今後の入院費・施設費が出てこられるケースがあります。

俗にいう、『 過払い金・払いすぎた利息・不当利得金 』 といったものが埋もれているケースです。

 

消費者金融や信販会社と長年取引をされてこられているような場合に、

違法な利息を支払い続けてきた裏返しで、今ある負債がなくなるだけでなく、

超過支払分の利息の返還を受けることのできるようなケースになります。

ここの部分は、当のご本人さんは昔のことは覚えておられないケースが多いので、

実際に信用情報機関なり、相手方債権者の方へ、調査をかけていかないとわからないケースが多いですが、

過去の消費者金融や信販会社との関わりのような兆候がm過去に見られるような場合には、

一度検討されてみられたらよい、方法論になります。

 

 

成年後見制度(法定後見)を利用されるご状況は、

一筋縄ではいかないようなケースも多くあります。

一つ一つの地道な解決の道筋になっていかれるかとも感じますが、

色々な方の支援の輪や、専門職の活用をされていく形で、

よりスムーズな、より安心な解決に繋がっていかれる事を願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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