『 施設 』 と 成年後見

 

成年後見制度における「 施設 」と一言に言いましても、様々なものがあります。

 

 高齢者の方の施設

 認知症等の方の施設

 障がい者の方の施設

 自立支援の為の施設

 

他にも、様々な形やサービスの施設があります。

 

 

成年後見制度(法定後見)の利用をされる事が必要になってこられる方にとって、

まず問題となってくるのは、施設との契約 という場面です。

 

肝心のご本人さんが、施設と契約をそもそも結ぶ、契約能力(契約をすることのできる力、立場)がない。という事態です。10才の子供さんが不動産売買の契約をできるかどうか、という事を思い浮かべて頂いたら何となくのイメージはつくかもしれません。


この子供さんの例であれば、親権者 というお立場の方が登場するシーンです。

上述の施設の入所契約という場合では、親権者のお立場の方 ≒ 後見人 という事になります。



成年後見制度の運用が始まった当初は、

この施設に後見人であることの証明や、権限の説明に毎回大幅な時間がかかっていたのは事実です。

制度の周知がまだまだ出来ていなかったからです。

特に銀行等の金融機関については、専門職と窓口で押し問答になってしまっておられるようなケースもあったようです。(現在は、随分とスムーズなご対応をしていただいているように思います。)

 

しかしながら、まだまだ不便な面があるのも否めません。

これは、一つ一つの現場の問題というよりは、制度や仕組み自体の問題に感じます。

 

 

また、施設 そのものに関しても、理念や指針、内部統制の仕組みや、その施設そのものの雰囲気等々、

本当に印象は様々になります。

そして、多くの施設は入所待ちの状態で(兵庫県伊丹市近隣の市町村の例として)、

実際にグループホーム等の申し込みをされたとしても、肝心のOKのご回答のご連絡があったのは、

当のご本人さんが亡くなられた後、ずっとしてからのようなケースもあったと同職種からお伺いしています。

 

日本という国そのものの、福祉制度や社会福祉システム、介護保険制度 等々から生じている現状と思われますから、この状況は一朝一夕に改善できるようなものでもないようです。

 

では、お一人お一人が余計なご苦労や心労を重ねないようにするにはどうしたらいいのか・・・

それは、早め早めの準備や制度の理解しかありません。

 

何かのフレーズではありませんが、

いざそうなってからで大丈夫。 ではすべてが後手に回ってしまい、遅すぎるケースが多いのです。

 

日本という国の、福祉制度や社会福祉システムを上手に活用されるには、

こちらも早め早めの動きのほうがいい。個人的な結論です。

よい順序がついていかれることを願っています。

有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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